エイビーロードもじゃらんも同じリクルートが発刊した旅行雑誌ですが、
エイビーロードという雑誌はインターネット全盛の時代になって2006年に休刊となりました。ただ、国内旅行のじゃらんはインターネットサイトも雑誌も両方存在します。同じ旅行雑誌なのになぜ一方は休刊し、一方はいまだに売れているのでしょうか。
エイビーロードの場合、世界中の広いエリアをカバーするため、それぞれのエリアの詳しい情報はなかなか網羅することができません。どうしてもパックツアーや航空券の紹介がメインになり、毎号あまり変化のない誌面になっていく可能性が強いのです。
国内旅行雑誌のじゃらんについては、日本国内のツアーということもあり、取材スタッフがくまなく取材をすることが可能なため、毎号詳細な記事や特集を組むことができます。また、海外旅行よりも国内旅行のほうがシニア層の割合も多くなるので、インターネットだけでなく雑誌というスタイルをとる必要があるのだと思います。
ただ、雑誌はどうしても締め切りから発刊までのタイムラグがあるので、インターネットよりも新鮮さにかけるという欠点はありますね。
エイビーロードは、日本で初めて様々な旅行会社の海外旅行をまとめて紹介する雑誌でした。
エイビーロードが創刊されたおかげで、海外旅行に行こうと考えている人たちが、いくつも旅行会社を回って話を聞いたりパンフレットを集める必要がなくなったのです。
エイビーロードを一冊買えば、行きたいエリアのツアーをまとめてみることができ、日程や内容・価格などを簡単に比較ができますから、あまり手間をかけずにお気に入りのツアーを選ぶことが可能となりました。
この雑誌ができたため、いろいろな旅行会社のツアーが比較されることとなり、結果的に海外旅行の価格破壊が起こったのです。
大手旅行会社に対抗するため、中小の旅行会社は薄利多売の格安ツアーを目玉商品にしてシェアを伸ばしました。
エイビーロードという雑誌に広告を出したおかげで、今まで無名だった旅行会社が大幅に売り上げを伸ばし、メジャーな旅行会社になったりもしましたね。残念ながら
エイビーロードの雑誌は休刊になりましたが、海外旅行を大衆化させた功績は大変大きいと思います。
1984年に創刊された海外旅行紹介雑誌
エイビーロードは、海外旅行ブームや好景気の波に乗り、多くの読者から支持を受けました。大手旅行会社から中小の旅行会社まで幅広く商品を雑誌上で紹介したため、消費者は世界各地のツアーを簡単に探すことができるようになりました。
その後、1990年代後半からインターネットが一般家庭にも普及し始め、
エイビーロードのような雑誌よりも、インターネット上で海外旅行情報を集める人が多くなってきました。
そのためリクルートも、
エイビーロードを雑誌だけでなくインターネットのサイトを立ち上げ、雑誌とネットの2本立てで情報提供するようになりました。
2000年代に入ると雑誌離れは顕著になり、
エイビーロードの発行部数も減少の一途となったため、インターネットサイトを充実させるということになり、2006年9月で
エイビーロードは休刊となったのです。現在はインターネットだけでなくモバイルサイトの
エイビーロードもでき、どこでも簡単に海外旅行が検索できます。